あさりの砂抜きをしてみると口が開いたまま。
つっついても反応がないし、砂出しをしていないみたいだけど大丈夫?
そもそもこれって生きてるの?食べられるの?
安全かどうかの見分け方や賞味期限を知っておくと安心ですよ。
あさりの砂抜きで口が開いたままの貝はどんな状態?
あさりの砂抜きは塩水に数時間つけておく必要があります。
時間にすると長くても3時間程度ですが、うっかり水につけたままにしてしまうことがありますね。
常温での砂抜きも気温の高い時は大丈夫なのか心配にもなります。
そんな時、あさりが口をだらりと開いたまま動かない。
ツンツンとつついても反応がない。
砂抜きができているのかわからないですし、そもそも食べても大丈夫なのか心配ですね。
元気で食べても大丈夫な貝は衝撃を与えるとすばやく口を閉じます。
無反応の貝の場合は、
弱っているけど生きている貝と、死んでしまっている貝のどちらかです。
元気がなくても生きていれば食べても大丈夫です。ただし味は落ちます。
生きているかどうかの見分けをしてみて下さい。
あさりの砂抜きで生きてるかどうかの見分け方
今の貝の状態をまずチェックしてみて下さい。
・水の色
あさりを保存している容器内の水が透明であれば大丈夫です。
白く濁っていると死んでしまっている可能性が高いです。
・開き具合
開いたままでも少しだけ開いている状態なら生きている可能性が高いです。
あさりのような二枚貝は貝柱の運動を活発にし開閉を行うので、貝柱が伸びきっているように開いているものは死んでいます。
・ニオイ
腐ったニオイがしていなければ大丈夫です。
貝の腐敗臭は強烈なので、容器の中で一部の貝だけが死んでいてもニオイはしてしまいます。
生きている貝を選別したいときは次の方法を試して下さい。
・叩いてみる
貝同士で叩いてみるとカンカン、キンキンのような響く澄んだ音がすれば生きています。
グオングオンのような鈍い感じの濁った音がすると死んでいます。
また貝をこすってみて、簡単に外れてしまう貝も省きましょう。
※冷蔵庫のあさり
腐った感じもなく無反応の場合であさりで冷眠状態になっている場合があります。
活動を停止し、眠っている状態です。
砂出しも本来なら海と同じような条件で、水温20度前後が望ましいのですが冷蔵庫で行ってしまう場合があります。
この場合も冷眠状態となっています。
30分から1時間程度水道水に浸しておくと活動を始めます。
活動しないで死んでしまう場合もあります。
再活動したアサリは鮮度が落ちるのがとても早いので、早めに調理して食べるようにして下さいね。
冷眠状態のあさりの見分け方も同じ方法で行います。
あさりの砂抜き後の賞味期限について
貝類の食あたりは怖いので、賞味期限や消費期限前後のあさりは食べても良いのか慎重になりますね。
特にあさりは砂抜きに時間がかかるため、うっかり忘れて食べるタイミングが合わないなんてこともあります。
食べられるかどうかは生きているかどうかです。
上記の方法で問題がなければ食べる事ができます。
賞味期限とは美味しく食べる事ができる期限のことですが、あさりも同じです。
元気で新鮮なうちが美味しく頂ける時です。
弱っている貝も食べられますが、鮮度は落ちているので味噌汁やダシとして調理すると美味しくいただけますよ。
それでもきちんと見分けができているのか心配になりますね。見落としがあるのではないかと。
死んでしまった貝は加熱すると貝が開かなくなるので、うっかり食べてしまうことはありません。
まとめ
貝類はあたると怖いとも言われ、食べられるのかどうかに慎重になりがちのあさりですが、確認方法はとてもシンプルです。
ぜひ参考になさって下さいね。
最後までご閲覧いただきありがとうございました。