家で揚げ物をした後に残る、鍋の揚げ油。
処理も面倒だし、一度 使っただけで捨ててしまうのも勿体ないですよね。
出来るなら使い回したい…と思うのが、本当のところ。
でも、そのまま鍋に入れておいても大丈夫?
どのぐらい、そのままにしておいても平気なの?悪くなってしまうのでは…?
と、心配になりますよね。
そこで今回は、揚げ物の油は鍋に入れたままで何日持つ?
使い回しの賞味期限や、正しい保存方法についてご紹介していきます。
揚げ物油を鍋に入れたまま翌日も使える?繰り返し使える目安は?
揚げ物をしたあとの揚げ油
「明日までこのままにしておいて、また使おうかな…」
「まだ使えると思うけど、捨てるのは勿体ないな…」なんて
思ったことはありませんか?
ここでは、
①揚げ物に使った油を鍋に入れたままにして
翌日にも使えるのか?
②繰り返し使える目安は?
について疑問を解決していきます。
①鍋に入れたままにした揚げ油は翌日にも使えるか?
【結論から(そして簡単に)言うと、使えます!】
ただ油は腐ることはありませんが、酸化していきます。
※酸化とは、食品と酸素が結びついて変化すること。
油は酸化すると色が茶色っぽくなったり、嫌な臭いがする様になります。
酸素と結びつく事で酸化が進むので、鍋に入れたままでも
油の中に残った揚げカスをしっかり取り除き、
きちんと蓋をしておく事をオススメします!
翌日であれば、使えないほど酸化してしまう可能性は低いですが
胃腸の弱い方などは『胸やけ』をする事もあり得ますね。
また、翌日に使うのであれば初日は野菜の素揚げなど
味が付いていない・衣もないものに使うのが理想的でしょう。
唐揚げやトンカツの様に、味が付いているもの・衣が付いているものは
どうしても油が汚れる要因が多いので、
続けて数回 使うのであれば、揚げる物の順番も重要になりますね。
②繰り返し使える目安は?
【繰り返し使える回数は2~4回と言われているそうです】
ただし先程もお話した様に、酸化が進んでしまうと胸やけや
健康を害する可能性もあるので、
きちんと確認してから使う様にしましょう!
揚げ物 油を使い回しする目安・使用期限
・嫌な臭いがする
・サラッとしてなく、ドロッと粘りがある
・色が濃くなっている
・加熱した時に小さな泡が消えずに残る
・180度ぐらいで白い煙が出る
以上の事が確認 出来たら、確実に酸化が進み油が傷んでいる証拠なので
新しいものに変える事をオススメします!
揚げ物油を使い回しする場合 長持ちさせる正しい保存方法とは
どうせ数回に渡って使い回すなら、良い状態のまま
長持ちさせたいですよね。
ここでは、揚げ油を使い回しする場合に長持ちさせる
正しい保存方法とは?をご紹介します。
◯保存容器:揚げ物油の保存に1番 適しているのは、
ホーロー素材などの専用の容器です。
また、瓶などの密閉 出来る容器でも可能ですが
耐熱性の物を使うこと・酸化するのを遅らせるために
光を遮断する必要があるので、アルミホイルで覆う事をオススメします!
◯保存方法:揚げ物が終わったら、油が熱いうちに衣やパン粉などの
カスをしっかりと取り除きます。
保存容器に漉し器を置き、その上に油濾し紙やキッチンペーパー
(無ければティッシュペーパーでも可)などを置きます。
そこにまだ熱のある状態で油を流し入れて、冷まします。
(冷めた油でも濾すことは可能ですが、濾しにくくなることがあります)
油の熱が冷めてから蓋をして、
冷暗所(冷蔵庫やシンク下など暗くて涼しい場所)に置きましょう。
ただし冷暗でも、湿気があるような所は避けましょう!
◯保存期間:大体の目安ですが2~3週間ぐらいと言われています。
あくまでも目安なので、どんなに工夫して正しく保存をしても
酸化は進んでしまいます!なるべく早く使う様にしましょう!
まとめ
揚げ物に使った油については、翌日でも使えます!
ただし繰り返し使える目安や、油が痛んでくる状態を把握して
使うようにしましょうね。
またちょっとしたコツさえつかめば、揚げ物油を長持ちさせられる
保存方法もあります。
食卓を彩る、人気のおかず『揚げ物』
せっかくなら、美味しく楽しく食べたいですよね。
きれいな揚げ油で、体にも美味しく・嬉しく食べられます様に。