洗濯が終わった後に干そうとして取り出した時、
小さなワカメのような物が付いていた経験はありませんか?
「ピロピロわかめ」とも呼ばれる黒いカス。
しばらく洗濯槽の掃除を忘れたりしていると、現れるアレです…。
せっかく洗濯をしたにも関わらず、洗濯物に汚れが付いた…
なんて納得いかないですよね…
そこで今回は、洗濯槽のワカメがなくならない!
黒いカスを掃除する方法や洗剤についてご紹介したいと思います。
洗濯槽のワカメ掃除に必要な洗剤と方法とは?
まずは、洗濯槽のワカメ掃除に必要な洗剤からご紹介していきます。
〇洗濯槽の掃除用 洗剤(クリーナー)は塩素系と酸素系の2種類がある!
洗濯槽クリーナーで耳にすることが多い塩素系と酸素系。
「実際、手に取ってみても違いが分からない…」
「何となく…で選んでいた」なんて事はありませんか?
違いやそれぞれの特徴が分かれば、
どちらを選んだら良いのか?が分かりますよね。
成分の違いや特徴をご紹介します。
①塩素系
・次亜塩素酸ナトリウムが主な成分です。
・殺菌することに対して力を発揮すると言われています。
・酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生するので、注意が必要です。
・肌や衣服に直接 触れると傷つけてしまう可能性があります。
※次亜塩素酸ナトリウムとは:殺菌や漂白に効果を発揮する
消毒剤で、広く消毒に使われています。
②酸素系
・過炭素ナトリウムが主な成分です。
・漂白や除菌、脱臭剤に使われることが多く
カビ取りにも効果を発揮すると言われています。
・肌などへの負担も少なく、環境にも優しいと言われています。
※過炭素ナトリウムとは:水に溶かすと酸素や水に分解され、
キッチンやお肌の弱い方にも使える漂白剤として
広く使われています。
塩素系の洗剤を使った掃除方法
①規定量の塩素系洗剤を洗濯槽に直接 入れる
(一本が一回分の商品が多いです)
②満水になるまで水を溜め、洗濯機を回す
※洗濯槽 洗浄のコースがある場合は、洗浄コース。
ない場合は標準コースで通常通りに回せば
終了です。
終わった後は、洗濯機の蓋を開けたままにして
洗濯槽をしっかり乾燥させましょう!
酸素系の洗剤を使った掃除方法
①洗濯機に設置されているゴミ取りネットを外す
②満水になるまでお湯を溜める
※40~50℃のお湯が最適と言われていますが
無理な場合は、なるべく暖かい水を!
③規定量の酸素系洗剤を入れ、5~10分程
標準コースで洗濯機を回す
※汚れがひどい「念入り洗い」コースがある場は
そちらで回すのがオススメ!
④排水する前に洗濯機を止めて、5~6時間 放置する
※この間に蓄積していた汚れが出て来ます
⑤時間が経ったら再度、洗濯機を回し浮いて来たゴミを取る
※5分程 洗濯機を回すと、沈んでいた汚れが撹拌され
浮いて来るのでネットなどですくって捨てる を
ゴミが無くなるまで繰り返します
⑥通常通りに洗濯機を回して終わり
※しっかりとゴミを取ったら、洗濯機から外したゴミ取りネットを
付け洗い~脱水までをします
終わった後は洗濯機のフタは開けたままにし
しっかりと乾燥させましょうね!
塩素系は簡単に掃除が出来ますが、洗剤の匂いが強く
気になる・残る可能性がデメリットとしてあります。
酸素系は匂いも残らず肌にも優しいですが、掃除をするのに
時間や手間がかかるデメリットがあります。
洗剤の特徴に違いがあるので、塩素系と酸素系の両方を使って
掃除するのが理想的だとも言われています。
年に1~2度 酸素系の洗剤でしっかりと
洗濯槽にこびりついた汚れを落とし、梅雨の時期は特に
そして2~3ヶ月に1度ぐらいのペースで塩素系で殺菌すると
清潔な洗濯機が保たれます。
洗濯槽のワカメの正体を知ると予防できる?
これまで洗濯槽の掃除に使う洗剤や、掃除方法を
ご紹介して来ましたが、そもそもこのワカメみたいのは
何なのでしょう?
正体を知ると、予防や対策ができるようになりますよね。
ずばり「ワカメの正体」とは「黒カビ」です!!
洗濯機内に残った洗剤の残りや、洗濯物の汚れから出た
皮脂などをエサとして洗濯槽の裏側で繁殖すると言われています。
そのために洗濯槽の掃除や、洗濯機内をしっかりと
乾燥させることが必要な訳ですね。
では次に、カビの繁殖を少しでも抑えられるオススメの
対策方法をご紹介します。
①洗濯が終わった後は、必ず蓋を開けて乾燥させる!
(今は洗濯槽の乾燥機能がついている洗濯機もあり、
機種により差はありますが、1回30分ほどで終わり
高温でカビを除去し、湿気も飛ばしてくれるそうです)
②洗剤の規定量は必ず守る!
多く入れたからと言って汚れがよく落ちるわけでは
ないので、洗剤の量は規定量を守りましょう。
洗い流されずに残った洗剤は、黒カビの絶好のエサです。
③洗濯が終わったら早めに干す・洗濯機を洗濯カゴ代わりにしない!
これはどちらも、洗濯機内に湿気や汚れを放置しない
と言うことです。
湿気も汚れも、黒カビのもとになります。
④柔軟剤を使う頻度を減らす!
洗濯洗剤より後に投入される柔軟剤。
そして粘度が高い理由もあって、洗濯槽に残りやすいと言われています。
洗濯のたびに使うのは、逆効果とも言われていますので、
数回に1回 使うようにしたり、柔軟剤入りの洗剤に変えたりするのも
オススメです。
まとめ
・洗濯物に付いたワカメの正体は「黒カビ」!!
・洗剤類の残りや、洗濯物の汚れなどをエサにして
洗濯槽の裏側で繁殖する!
・ワカメを撃退する洗濯槽 掃除の洗剤は、除菌に強い塩素系と
カビや消臭に強い酸素系の2種類!
・塩素系の洗剤は簡単に掃除が出来るが、洗剤の匂いが強く
残る可能性がある。
・酸素系の洗剤は匂いも残らず肌にも優しいが、
掃除に時間と手間がかかる。
・2~3ヶ月に1度は塩素系で除菌し、
年に1~2回は酸素系でカビをしっかり掃除するのがオススメ!
・黒カビを予防するには、洗濯機内を乾燥させて
衣類や洗剤などの汚れを残さないことが大事!
いかがでしょうか。
毎日のように使う洗濯機。
掃除は面倒ではありますが、少しでも楽に掃除をして
清潔な状態を保って使いたいですね。