夏バテ対策にはビタミンb1の摂取が有名ですが、その理由を知っておくとすぐにでも摂り入れたくなりますよ。
ビタミンb1を含む食材に効果をより高める栄養素の組み合わせやおすすめな食べ方、レシピをご紹介しますね。
夏バテ対策になぜビタミンb1?
・エネルギーを作るビタミンb1
ビタミンb1は炭水化物に含まれている糖質をエネルギーに変えるサポートを行います。その効果として疲労を回復させたり、代謝を高める働きをします。
・夏バテとビタミンb1の関係
夏バテの一つの原因としてもビタミンb1の不足があります。その理由はビタミンb1は水に溶けやすい性質があるからです。暑い季節に汗をたくさんかくことでビタミンb1、そしてビタミンb2は汗とともに排出されるため不足しがちになるのです。
特に暑いからと夏にビールを飲む量が増える方も要注意です。一見アルコールも水分のようですが、体内を正常に保つために体内ではアルコールの分解を始めます。ビタミンb1には分解する働きがあるため、お酒を飲むほどビタミンb1を消費していることになるのです。
・ビタミンb1が夏バテ回復に良い理由
身体を正常な状態に戻すためビタミンb1は必要な栄養素なのですが、エネルギーに変える働きをすることは体温を上げることにも役立ちます。夏場はエアコンの効きすぎで実は身体が冷えている方も多いです。
また食欲を増進させる効果もあるので、暑くて食が進まない人にも食べやすい食材が多いです。
夏バテ対策にビタミンb1を含む食材と組み合わせ
ビタミンb1やビタミンb2は体内で摂り貯めをすることができないので、こまめに摂り入れることを意識しておきましょう。
・ビタミンb1を多く含む食材
・豚肉、ヒレ、モモ、ハム(豚のモモ肉で作られているため)、ロース
・大豆、きなこ(炒った大豆の粉末)
・昆布、焼き海苔
・レバー
・ウナギ
・カシューナッツやピスタチオ
・玄米
ヒレ、モモ、ハムはビタミンb1を多く含む食材の中でもトップ3なので豚肉には特に多く含まれていいることになります。
・効果アップが期待できる食材
・アリシン
ビタミンb1の吸収を良くしてエネルギーを持続させる働きがあります。また下記のように香味野菜に多く含まれているので、食欲を増進の効果もあります。
ネギ、ニンニク、ニラ、玉ねぎ、らっきょうなどに含まれています。
長時間熱を加えると成分が消えてしまうので、生で摂り入れるのがおすすめです。
・クエン酸
疲労の原因とされる体内で作られた乳酸の排出を促す効果が期待されています。また身体に必要なミネラルと結合するので吸収されやすくなります。
お酢、レモン、梅干し、柑橘類などに含まれています。
こうしてみるとお分かりのように酸っぱいものですね。
夏バテ対策の食欲がすすむ食べ方やレシピ
・おすすめな食べ方
さっぱりと食べられる豚しゃぶ、さっぱり肉炒め、炒め系なら簡単なので短時間で調理できます。家の中でも特に暑いキッチンに長時間立たないようにすることも夏バテ対策の一つです。
食欲のそそる餃子やレバニラ、モツ鍋、豚キムチなどはビタミンb1とアリシンを同時に摂ることができます。夏場のスタミナメニューの定番ばかりですが、納得できますね。
・夏バテ対策メニューのアイディア
調味料としてレモン汁や梅肉を活用したり、トンカツならレモン汁で頂く。
また暑い季節は冷たい麺類も多くなりますが、トッピングに豚肉やねぎ、とろろ昆布をたっぷり入れてみる。
和え物に砕いたナッツ類をかけてみる。ヨーグルトやアイスにきなこをかけるなど、夏バテ食材を上手に取り入れて下さい。
ここで我が家の定番メニューもご紹介します。
・豚肉の甘辛炒め
<材料> 豚肉、玉ねぎ、ニンニク、ショウガ、酒、砂糖、みりん、醤油、酢、あさつき
1.フライパンで一口サイズに切った豚肉と玉ねぎを炒めます。
2.少し赤みが残るぐらいで一度、炒めたものを皿に取り出します。
3.調味料とすりおろしたニンニク、玉ねぎをフライパンに入れてひと煮立ちさせます。
4.フライパンに豚肉と玉ねぎを戻して3のタレと絡めます。
5.お皿に盛り、切ったあさつきを乗せて完成です。
さっぱりした甘辛でご飯がすすみますよ!
まとめ
いかがでしたか?
ビタミンb1について少し知って摂りいれるだけです。また身近な食材を利用すればすぐにでも夏バテ対策になる食事に変わります。
ぜひ身体の内側から元気を取り戻して楽しい夏を過ごしましょう。