毎日洗濯しているタオルに気が付いたら黒カビがポツポツと・・。
清潔にしているはずなのにショック。これはもう捨てるしかない?お気に入りのタオルの場合ならもったいなくて迷ってしまいますね。
何とかならないものかと必死に調べてみました。黒カビの落とし方や予防方法について知っておくと安心できますよ。
タオルに黒カビがついたら捨てる時?
タオルの捨て時は人によって様々ですね。
黒カビやピンクカビなどがついた時点で捨てる方がほとんどですが、迷っていてそのまま使っている方もいらっしゃいます。
清潔さに対する基準が人それぞれなところもあるからでしょう。
カビはもちろん有害なものですが、カビに触れてすぐに体調を崩すことはあまりありません。
目に見えてわかるほどの悪さをしていないので、捨てることも迷ってしまうのでしょう。
そこで身近に黒カビがあることで考えられる健康被害から調べました。
・感染症
雑菌が皮膚の小さな傷などから侵入して発症する病気や、空気中のカビを吸い込むことで肺に感染する病気などがあります。
悪化すると肺炎になり、さらには髄膜炎を起こす危険性もあります。
・アレルギー
ハウスダウストと同じく、カビの胞子を吸い込むことで咳こみなどのアレルギー反応が出ることもあります。
目に見えないほどの小さなカビの胞子は簡単に私たちの体内へ入り込みます。風邪のような症状なので、長い間発見できず治療が遅れて重症化するケースもあり、発がん性のリスクも問われています。
知らず知らずのうちに身体に影響を及ぼしていると思うとやっぱり怖いものですね。黒カビを見つけた時点で、今までと同様に使うことはやめた方が良いことがわかりましたね。
タオルについた黒カビの落とし方
タオルに黒カビがついていることを発見して、まずはいつも以上の洗濯を試みる方も多いですね。
・何度も洗濯してみる。
・普段使っている酸素系漂白剤で洗ってみる。
これらの方法では落とすことが出来ません。
黒カビを落とし方もありますので、試してみてから捨てることを考えるのも一つの方法です。
カビを落とすことのできる主な方法を2つご紹介しますね。
・塩素系漂白剤
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使う方法です。
とても強力なのでカビを漂白し、ニオイも落とすことができます。ですが色や柄も一緒に漂白されてしまいますので注意して下さいね。
つけ置き洗いをすることがより効果的ですが、濃すぎる濃度や長時間放置することは生地を痛め、穴を開けてしまうこともあります。
使用方法はしっかり守って下さいね。
・煮洗い
こちらの方法は色や柄を落とさずカビや汚れだけを落とす方法です。
<用意するもの>
・洗濯洗剤(粉タイプ) ・酵素系漂白剤 ・大きな鍋 ・トング
<分量>
・水1リットルに対して洗剤、漂白剤ともに小さじ1杯程度
・3リットル程度の鍋でバスタオル1~2枚程度が目安です
<手順>
1 鍋に洗剤、漂白剤、タオルを入れて煮ます。
(煮こぼれない程度の火力で20~30分ほど)
2 火を止めて、水を足して手で揉み洗いをします。
お湯ですすぐとより効果的です。
※鍋はステンレスかホーローを用意します。アルミはダメです。
※箸では重くてつかめないのでトングを用意します。
この方法は黒カビだけでなく、黒ずみや黄ばみを落とすことができますが、生地の丈夫な綿や麻などは洗うことができます。
カビの落とし方としてはこれらの方法が有効ですが、少し手間がかかります。
コレぐらいのことをしなければ、黒カビを落とすことは出来ないということですね。
タオルにつく黒カビを予防する方法とは
ついてしまったカビは仕方がないので、いつも黒カビが発生してしまうという場合は予防する方法を見直してみてはいかがでしょうか。
・使用後は必ず乾かす
同じように洗濯しているのにタオルだけがカビてしまうのは、タオルが乾きにくいためです。しっかり乾かせる場所に干すようにしましょう。
タオルにカビがついてしまう方で使った後は濡れたタオルを丸めたまま洗う朝まで放置している方が多いです。
風通しの良いところや乾燥している場所、屋外でも良いですね。
以前は濡れたままがいけないとわかり、浴室や洗面所に干していましたが、それでもカビました・・。
水周りは家の中で最も湿気の多い場所なので、タオルを干しておくのには適していないことがわかりました。
乾燥機能などを使って強力に乾かすことが可能であれば浴室でも良いですが、換気だけなら他の場所で干したほうが良いです。
・洗濯槽の見直し
洗濯槽は定期的に洗っていますか?
湿気がこもる洗濯槽の内側はカビが発生しやすいです。黒カビらしきものがびっちりという見落としも良くあります。
洗濯槽のお手入れも見直してみて下さい。洗濯槽の洗浄は月に1~2回は行いましょう。また使っていないときはフタを開けておくと湿気がこもりません。
・こまめな除菌
酸素系漂白剤なら柄や色落ちすることなく除菌できます。
タオルを洗濯する時に使用するといいですね。洗剤や汚れがタオルの繊維に残っていることもカビの原因になります。
洗濯の水量も見直してみましょう。
・乾きやすいタオルに変える
単に乾きにくいのがカビの原因なので乾きやすいタオル選びをすることもポイントです。
薄手のものや、軽量糸と通気性の良い織り方を組み合わせた高機能のタオルもオススメです。
リネンのタオルは繊維の構造上、水の吸収が良いのに乾くのも早いです。バスタオルとしてオススメの素材ですよ。
バスタオルを買い換えなくても、すぐに出来る方法もご紹介しますね。大きなバスタオルを使うのではなく小さなタオルを数枚使う方法です。
室内で干すのに場所を取りませんよ。
まとめ
タオルをいつもカビさせてしまう方のいる一方で、まったくカビさせたことがない方もいらっしゃいます。
その方の方法を参考にして、カビなくなりました。
今までカビさせてしまっていたのはタオルに適した洗い方や干し方を知らなかったから。
過去のことは気にしないで(笑)、ぜひ試してみて下さいね。