畳に嘔吐!片付けても消臭スプレーをしてもなかなか臭いは取れません。そして簡単に洗うこともできないですよね。
畳に残った嘔吐物の処理方法や掃除の仕方、そして畳に負担をかけないニオイの取り方を実際に試してみました。
畳に嘔吐した臭いを取るためにまずすることとは?
掃除、除菌をした後でも畳に嘔吐した部分が翌日以降も臭うのは、嘔吐物がまだその場に残っているためです。
市販されている家庭用の消臭スプレーを大量にふりかけても後日また臭ってしまうのは、消臭剤がニオイをコーティングしているだけ。
その場限りの対応になってしまっているのです。
嘔吐物が少量で、深く染み込んでいなければ市販されている消臭スプレーでも臭いを軽減することができます。
ですが畳のように染み込んでしまう材質で大量に嘔吐してしまった場合にはあまり効果を上げることはできません。
嘔吐物は胃の中の消化液で食べ物が分解されているので雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
臭いだけでなく、畳の腐敗やカビの原因にもなるので出来るだけ早めに取り除いた方が良いです。
畳に臭いが残ってしまっているのなら、一度畳を外して裏までチェックしてみましょう。
千枚通しやアイスピックなど先が尖ったものを畳の隙間に差し込むと簡単に持ち上げることができます。
我が家の場合、畳を外してみると完全に床まで汚れが染み込んでいました。
しかも3枚分です・・。(消毒した後の床です)
畳に嘔吐した残りをきれいに処理する方法
畳に嘔吐したものを処理し、ノロウイルスなど胃腸風邪の場合は家族内の感染を防ぐため、適切な消毒を行います。
こちらを参考にどうぞ。
しっかりと消毒をすることは雑菌の繁殖を防ぐことにもなるので臭いを取ることにもつながります。
※時間が経ってしまった乾いた畳の場合でも再度消毒を行い、畳を湿らせて下さい。
湿っている状態で小麦粉を振り掛けて水分を吸収させます。たわしや歯ブラシで湿った小麦粉をかき出します。
飲食店でも使われている方法で結構かき出すことができますよ。
カーペットなら重曹を振り掛けるのが効果的ですが、湿った状態の畳には適していません。
重曹は畳(イグサ)を変色させてしまうので注意して下さいね。
畳に嘔吐した後のニオイを取る方法
残っていた嘔吐物を取り除いたら、消臭作業を行います。いくつかご紹介しますね。
・お酢スプレー
酢には消臭効果や殺菌効果があり、畳を傷めないのでおすすめです。昔から畳の掃除にも使われています。
お酢 : 水 の割合は、1 : 1 です。
雑巾で水ぶきしても良いですし、スプレーで直接吹きかけると畳の中まで浸透し効果的です。
・市販の消臭スプレー
汚れを落とし、消毒が出来てればある程度効果はあります。ただ乾いたらまたスプレーするなど何度も繰り返して作業する必要はあります。
・重曹
嘔吐物の汚れは酸性なのでアルカリ性の重曹は中和させるのでかなり効果的ですが、畳を変色させてしまう可能性はあります。
お掃除後、畳が乾いた状態にふりかけ、あまり時間をおかずに掃除機で吸い取ってください。
ただし青さの残る新品の畳にはおすすめできません。
・我が家の場合
はじめは市販の消臭スプレーを大量にふきつけていました。ですが時間が経ち、締めきった部屋に入ってみるとかなり臭いが残ってしまいました。
これはまずいと思い色々調べてみた結果、お酢を試してみました。畳を剥がしてから歯ブラシでしっかりと汚れを取り除きお酢スプレーをしてみると、かなり臭いが変わりました。
お酢のにおいに(笑)
とゆうか、お酢のにおいしかしないほど、強烈でこれはこれで不安が残りましたが、翌日には酢のにおいも取れて不快なゲロ臭さは気にならなくなりました。
部屋に入った時の気になる臭いはなくなりましたが、一番ひどかった部分に鼻を近づけるとまだ少し臭いが残ってしまいました。
再度、臭いを取る方法を色々と調べてみても、大量に嘔吐物がついた場合は一度では取りきれず何度か作業を繰り返している方がほとんどです。
そのため天気の良い別の日に、再度お酢スプレーをたっぷりかけ畳を外に干しておきました。
これでやっと完全に臭いが気にならなくなりました。
まとめ
大量の嘔吐の場合、臭いを取り除くには少し手間と時間がかかってしまいますが、畳を交換するにも一畳五千円~一万円以上と、それなりの費用がかかってしまいます。
少し手間はかかりますがコストに対してみると難しい作業ではありません。畳に嘔吐したニオイにお困りの方はぜひ参考にしてみて下さいね。