布団を洗うことは家でもできる?
丸洗いをクリーニングにお願いすると高いし時間もかかる。
だけど、ずっと洗っていない布団を毎日使うのも・・。
洗う方法から脱水、そして干すまで。
何度か経験した上のポイントをまとめました。
布団を洗うことは家でも難しくない?
子供がいない頃は布団を丸洗いすることは考えたことが
ありませんでした。
ですが、そうは行かない状況に。
・子供が小さいうちに繰り返すおねしょ。
・胃腸風邪で布団に嘔吐・・。
おねしょは子供が成長するまでは仕方がないとして、
嘔吐してしまった布団はさすがに気になります。
ネットなどで調べながら消毒など適切な処置をしていますし、
その後、胃腸風邪に感染もしていないので大丈夫です。
ですが嘔吐した汚物が染み込んでいる敷布団を使うことは
抵抗がありましたね。
自宅での布団の洗い方について色々と調べてみると、
「これならできそう」という印象でした。
クリーニングなら1枚3000円前後。
ですがこれは2枚や3枚セットの場合の1枚あたりの価格。
緊急事態で1枚だけすぐに洗いたい場合もあります。
1枚だけの場合はかなり高額になります。
クリーニング店への持ち込みは大変ですし、ネット通販を
利用しても、戻ってくるのに数週間はかかります。
その間、予備の布団がなければレンタルサービスもありますが
さらに費用がかかります。
確かに大きな布団を洗うことは大変ですが、
クリーニングにかかる時間や費用 > 自分で丸洗い
こう考えると、これぐらいの手間ならと思えてきたので敷布団を
丸洗いをしてみました。
それから何度か家で布団を洗うことをしています。
いくつかのポイントを踏まえてご紹介しますね。
布団を洗う方法や手順など
<準備編>
・洗えるかチェック
必ず洗濯表示タグを確認して下さい。
水洗いが×になっているものは自宅で洗うことができないので
クリーニング店にお願いということになります。
洗濯機の大きさも重要です。
ファミリーサイズの7~8キロの容量なら大体の布団を
洗うことができます。取扱説明書で確認して下さいね。
・準備しておくもの
洗剤、洗濯ネット(布団用の大型のもの)、床拭き用のタオル
洗剤:溶けやすいので液体タイプがおススメです。
我が家ではすすぎ1回でOKタイプの洗剤を使用しています。
洗濯ネット:布団の生地を痛むのを防いでくれますし、なにより
洗濯機から重い布団を取り出しやすくなります。
タオル:風呂場で布団を手洗いする場合、脱水にかけたり干すのに
布団はかなり水分を含んでいます。床が濡れる可能性が高いので
事前に用意しておくと良いですよ。
・天気チェック
できるだけ湿度の低く気温が高い日の晴れを選びましょう。
ですが冬場でも2日ほど干せば十分乾きます。
週間天気予報で晴れが数日間続くことを確認しておいて下さい。
<予備洗い>
ホコリやゴミを強めのシャワーで流しておきます。
汚れがひどい場合は部分洗いを行っておきましょう。
布団の裏側にカビが生えてしまっている場合、スプレータイプの
漂白剤をスプレーしておくとキレイに落とせますよ。
本洗い前の事前準備を終えたら浴槽の3分の1程度に水を張り
洗剤を入れます。(お風呂の残り湯でもOK)
洗剤の量は浴槽のお湯の量 ÷ 3 に対する必要な洗剤の量です。
大物洗いのなので大体の量で十分です。
布団を三つ折り、または四つ折りにして浴槽に入れます。
まんべんなく水を含ませて時間があれば30分ほどつけ置きしておくと
汚れが落としやすくなります。
<いざ、本洗い>
1.足で踏み洗いを行います。全体的にまんべんなく踏みます。
水と洗剤で滑りやすくなっているので注意して下さいね。
汚れていると水が黒く濁り出しますよ。
2.浴槽の栓を抜いて、水を抜きながら布団を踏み続けます。
踏むことである程度脱水をしておくとすすぎが楽になります。
3.再び水をためて布団を踏みすすぎを行います。
すすぎ → 脱水 → すすぎ → 脱水
すすぎ洗い1回で良い洗剤タイプでも2~3回はすすぎを
行っておくと洗い残りの心配がなくなります。
布団を洗うところから干すところまで
布団を洗って、一番大変なのが水分を含んだ布団を運び出す
ことです。
シングルの敷布団でも想像以上の重さです。
初めて丸洗いを行った時はあまりの重さで布団を洗ったことを
後悔したほどでした。(なんとか運べたのですが)
そこで気づいたのが、布団を立てておくとかなり水が抜ける
ということです。
浴槽の端を利用したり、立てかけるように布団を立ててから
30分~1時間ほどおくとかなり水が抜けます。
浴室の換気や乾燥機能を利用するとさらに水が抜けます。
以前、子供の胃腸風邪による嘔吐で夜に布団を洗った時ですが、
布団を立てかけて浴室乾燥で一晩置いていたところ、洗濯機で
脱水した時のように水が抜けていました。
体力に自信のない方や、洗濯機の容量が小さい場合はぜひ一度
試してみて下さいね。
洗濯機の脱水ができる場合は、洗濯にかなり負担がかかるので
1~3分程度にして下さい。それでも十分に水が抜けます。
ただ濡れた布団を運ぶ際に、着ている洋服や床が濡れるので注意して
下さいね。
布団を干す時は物干し竿2本使って布団をかけます。
干している内側の風通しが良くなるので乾きやすくなります。
水分が下へ逃げてしまうので、1~2時間おきに布団を裏表
ひっくり返します。
夏場なら1日でも乾きますが、念のため2日ほど干しておくと
良いですね。
まとめ
布団を自宅で洗うことは意外と出来てしまいます。
コツを知っておくとそれほど洗うことが負担になりませんよ。
布団が汚れてしまう緊急事態が起きても、洗い方を知っておけば
慌てる心配がなくなります。ぜひ試してみて下さいね。